FileMaker18では、セキュリティ面で変更がありました。
お世話になっております。
KK・Customizeの久保でございます。
これまで、FileMaker18についてまとめてきました。
今回は、FileMaker18で変わったセキュリティ面について
簡単にお伝えしていきたいと思います。
これまでお伝えしてきたFileMaker18に関して
パート1
FileMaker18で変化したセキュリティ面
FileMaker18で主に変化したセキュリティ面は、2つです。
1:セキュリティ管理画面の変化
2:プラグインのセキュリティ対応
まず、セイキュリティ管理画面の変化
これまでと比べると、
基本設定の仕様画面や詳細設定の仕様画面がなくなり、統合された1つの画面になり
直感的な操作が可能になりました。
例えば、アクセス権のセットにて
新規のアクセス権をセットする際、同一画面にて
新規アクセス権の作成が可能となりました。
FileMaker18新しく作成したファイルには、
「このファイルへの参照の使用に完全アクセス権を要求する」に
自動でチェックが入るようになっています。
これは、このファイルを別のファイルから外部データソースとして参照する場合、このファイルの完全アクセス権を知らないとアクセスができないようにするということです。
旧バージョンのFileMakerにも存在しておりませんでしたが、
今回からデフォルトでチェックが入るようになっています。
つまり、デフォルトで外部からのアクセスを守るようになっています。
プラグインのセキュリティ対応
プラグインSDKでは、開発者がプラグインにデジタル署名を行うことができます。
署名されていないプラグインの場合、ロード時に警告が表示されるようになりました。
警告時、「キャンセル」を押せばユーザーの望まないプラグインが
自動でロードされることがなくなるようになりました。
「キャンセル」ではなく「プラグインをロード」ボタンを押せばプラグインはロードできてしまうのですが、この警告をユーザーへ通知することにより、ユーザー自身のセキュリティに対する認識度が向上するということとなりました。