FileMaker-データの自動入力-について知ろう。
お世話になっております。
KK・Customizeの久保でございます。
今回は、新規レコードを作成した際に、
予め設定することでデータ(値)を自動で入力する方法を解説します。
少しでも覚えておくことで、業務の効率化を図ることができます。
どのタイミングで自動入力されるのか
結論から申しますと、
”計算式(アイディア)次第”になりますので、
これといって決まったタイミングはございません。
しかし、今回は、新規レコードを作成したタイミングでのご説明を行います。
データの自動入力の種類
データの自動入力で設定できる種類は以下です。
- 作成情報 ★
- 修正情報
- 直前に参照したレコード値
- データ ★
- 計算値 ★
- ルックアップ値 ★
それでは、比較的よくつかわれる★がついているものについて記載して参ります。
作成情報
基本的にそのままチェックを付けて使用するのですが、
新規レコードを作成した際の日付と時刻を自動設定致します。
設定する日付と時刻は、PCに設定されている日付と時刻を設定します。
データ
設定した値をデータとして自動入力致します。
例えば、”1”と設定した際、新規レコードを作成したタイミングで、
”1”を結果として表示します。
※計算値でも同じことができます。
計算値
よく使われる自動入力の設定であります。
ここでは、設定した計算式の結果を自動入力致します。
例えば、以下のようなIF文を設定した場合、
IF(〇〇 = “A” ; “B” ; “C” )
〇〇がAならB、AでなかったらCを表示する計算式ですが、
新規レコードを作成したタイミングで、上記の計算式が処理され、
結果を自動入力します。
冒頭で、計算式次第とありましたが、
計算値を設定していた場合、上記の〇〇に値が入力されたタイミングで
自動入力されます。
ルックアップ値
こちらは、オカレンス先から、設定したフィールドの値を、自動入力します。
例えば、ルックアップ値を得意先名を設定した場合、
得意先のIDを入力したタイミングで得意先マスタから設定した得意先名を取得します。
最後に
いかがでしたでしょうか。
★がついている内容については、データの自動入力にてよく設定される内容になります。
冒頭でも記載させて頂きました通り、
データの自動入力を上手く活用することで、
効率化を図ることができます。
本記事をきっかけに、データの自動入力に注目してみてください。