知っていましたか?FileMaker17より「次の場合にオブジェクトを隠す」に仕様変更がありました。
お世話になっております。
KK・Customizeの久保でございます。
今回は、皆様がよくお使いになるであろう「次の場合にオブジェクトを隠す」について、
よく使うのに、意外と知らない事実をお伝えします。
次の場合にオブジェクトに隠すとは?
そもそも、「次の場合にオブジェクトに隠す」とは
インスペクタ > データタブ(右端) > 動作 の
項目内に存在します。
こちらに入力した計算式の結果が正になれば「非表示」、偽になれば「表示」されます。
例えば配置したフィールドの値が空の場合は表示したくない、という際には、
フィールド = “”
というように条件式を指定すれば、
そのフィールドの値が空の際に計算結果は正なので「非表示」となります。
FileMaker17より仕様が変更されました。
このオブジェクトを隠す処理に仕様変更がございました。
公式サイトからの引用は以下。
[次の場合にオブジェクトを隠す] インスペクタオプションの計算式でエラーと評価された場合、オブジェクトは非表示になります。
バージョン16までは、結果が「?」でエラーでも
偽と同じで表示される結果となっておりました。
しかし、バージョン17からは、
「?」でエラーと評価された場合には、非表示となってしまいます。
注意したい点
フィールドやオカレンスを削除した際には、計算式自体エラーとなってしまいます。
Get関数なども、関数によってはエラーを返しやすいと思います。
今回は、意外と知られていない「次の場合にオブジェクトを隠す」についての
仕様変更点をお伝え致しました。
「次の場合にオブジェクトを隠す」は、”オブジェクトを隠す”為にはと、
逆転の発想で考える必要がございます。
計算式など、間違いも生みやすいので十分注意しましょう。
よくお使いになられる方は、本記事をきっかけに、
今一度見直してみるのもいいかと思います。